介護主任 小玉 暁(こだま さとる)さんの働き方

  • 介護主任
  • 生え抜き
  • 介護の魅力を各地で講演

「介護老人保健施設 花の丘」で働いている介護職員を紹介します。 介護主任の小玉 暁は、広島県介護福祉士会青年部の代表を務めており、社会福祉協議会や広島県介護福祉士会の要請により、小・中・高や介護職養成学校などに出向いて介護の仕事の魅力について講演をしています。

プロフィール

2006年3月  トリニティカレッジ医療福祉専門学校 介護福祉学科卒業 2006年3月  医療法人社団朋和会に介護福祉士として入職 2010年11月 介護実習指導者資格取得 2011年3月  レクリエーションコーディネーター資格取得 2012年4月  介護技術講習会指導者資格取得 2014年3月  副主任に昇格 2015年3月 認定自律介護技術資格1級取得 2018年11月 主任に昇格 2020年2月 新カリキュラム対応介護実習指導研修修了

医療法人社団朋和会 介護老人保健施設 花の丘

1日の流れ

  • 9:00
    ◆出勤~夜勤からの申し送り 事前に情報収集を行い、夜勤者から前日の様子や夜間の様子を教えてもらいます。
  • 10:00
    ◆コーヒータイムの介助 ご利用者の好みに合わせて、コーヒー・ココア・紅茶・昆布茶・梅昆布茶・生姜湯・ジュースなどの中から、 お好きな物を選んでもらいます。一番人気はコーヒーです。
  • 11:00
    ◆トイレ介助 在宅復帰を想定し、トイレ動作が1人で行えるように、そして介助量の軽減を目的として支援しています。
  • 12:00
    ◆食事介助 自力で食べることが難しいご利用者さんの支援を行います。食事中にムセることはないか?姿勢は大丈夫か? などの見守りを行います。
  • 13:00
    ◆昼休憩 お弁当を持って来たり、5階の売店で購入することもあります。スナック菓子やスイーツの種類が豊富なので、お弁当と一緒についプラス1つ買ってしまう事もあります。
  • 14:00
    ◆レクリエーション 日替わりでレクリエーションを行っています。楽しみを目的にしたもの、身体を動かすこと、そしてリハビリを目的にしたものがあります。
  • 15:00
    ◆おやつの介助 嚥下の状況によって、おやつの内容がご利用者さん毎に違います。おやつを楽しみにされている方も多く、スタッフも検食でおやつを食べれる日を楽しみにしています。
  • 16:30
    ◆夜勤への申し送り 日中に起こったこと、変化のあったこと、夜間に観察しておいて欲しいことなどを夜勤者に申し送りします。 日勤 → 夜勤 → 日勤 → 夜勤 と情報を繋いでいきます。
  • 18:00
    ◆介護記録を付けて退勤 ご利用者さんの1日の様子やバイタルサインなどの情報をパソコンに入力、記録用紙に記入して退勤します。

Q&A

何故、介護福祉士に?

人と接し、話をすることで、誰かの役に立てる仕事に就きたかった。 もともと人と接することや話をすることが好きだったので、誰かの役に立つことができ、笑顔が見られる仕事に就きたいと考えていました。他の仕事も選択肢としてありましたが、高校の先生のアドバイスや、中学時代に職場体験でお世話になった老人ホームでの経験から、介護福祉士を目指すことを決めました。

実際に働いてみてどうでしたか?

利用者の方が満足して喜ぶ顔を見られることは、何よりのご褒美です。 専門学校を卒業し、朋和会に就職しましたが、最初はこの仕事にやりがいを感じることができない時期もありました。今振り返ると、当初は専門職としての自覚が足りなかったこともあり、誰にでもできる仕事のように感じていたのではないかと思います。 確かに介護の仕事は、利用者の方々の日常生活をお手伝いすることが主な業務なので、見方によれば誰にでもできるものかもしれません。けれど、単に生活のお手伝いをすることだけではなく、高齢になって障害があったとしても「自分らしく生きることができる」ようにサポートすることが大切です。

介護職として働く上で意識していることは何ですか?

例えば「孫の運動会を見に行きたい」「お寿司を食べに行きたい」「家に帰りたい」といったご利用者の方々の思いを実現するための課題に、職員がチーム一丸となって取り組み、一つひとつ問題をクリアしていきます。そのためには専門的な知識や技能が不可欠ですし、今も学び続けています。その結果として、利用者の方が満足してくださり、喜ぶ顔が見られたら、それは私にとって何よりのご褒美ですね。

介護福祉士としてのこれからのビジョンは?

介護の知識や技術を地域社会に発信してきたいです。 これからますます社会の高齢化が進むと、今よりももっと高齢者の方々を地域のあらゆるところで見かけるようになると思います。介護福祉士として今後目指していきたいのは、介護福祉士の存在や役割をもっと当たり前に知ってもらえるようになることです。 そして公民館や集会所のような誰でも利用できるところで、介護の知識や技術などを発信できるようになったら、悲しいニュースも減るのかなと思っています。高齢者自身やご家族、そして地域社会全体が、より心豊かな生活を送るためにも、まだまだ介護福祉士としての質を高めていかなければならないですね。

入職希望者へ何かメッセージはありますか?

介護の仕事は、高齢者や障害のある方と「一緒に生きる」という仕事ではないかと感じています。楽しいときには一緒に笑うし、悲しいときには一緒に涙を流すこともあります。 朋和会の施設はスタッフ同士はもちろん、利用者とスタッフが、いつでも気軽に声をかけ合えるような雰囲気があり、とてもアットホームです。利用者の生活の質を向上させるような介護を、共に目指していける方をお待ちしてます!

前のページに戻る