株式会社Geolonia

  • 移住支援金対象

人間にもマシーンにも読めて、プログラミングができる「地図プロダクト」で、政府や企業の位置情報課題を解決する

株式会社Geoloniaは2019年に創業し、法人・政府自治体向けにカスタマイズ性を誇る「Geolonia Maps」を提供。
大手企業や官公庁の地図データや位置情報を活用したシステム開発、R&Dも行っております。

① Geolonia Mapsの提供
・大手企業に喜ばれるカスタマイズ性、かんたんさ
一般的にオンラインの地図というと、GoogleMapを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
小規模な事業者でHPに地図を埋め込みたい、などのご要望であればGoogleMapが適しているかもしれません。

Geolonia Mapsを提供するお客様は主に大手企業様。
地図情報を利用するときに「競合の情報は掲載していない地図を使いたい」「地図の色を自社サービスのイメージと併せたい」「ユーザー情報を自社のデータベースとして蓄積していきたい」といった個別の要望に対して、顧客内のエンジニアが簡単にカスタマイズして利用できるプラットフォームを提供しています。

Geolonia Mapsでは、ライセンスが自由なデータと、お客様自身が個別で保有するデータを組み合わせて利用できるため、地図の情報を使ってできるサービスやアプリケーションを自由に開発することが可能になります。

・コストカットを実現
Geolonia Mapsは従量課金でのサービス提供を行っており、提供したサービスで地図が表示される回数に応じて課金しております。
月に10万回単位で表示となる大手企業様にとっては、Geolonia Mapsの導入でコストカットを実現しています。

・地図はベクトルタイルフォーマットを採用
地図配信の仕組のひとつである「ベクトルタイル」の技術は地図を機械が判読することを可能にする技術です。
人間である私たちが、「画像」である地図を見て、「ここは道路だな」「ここはビルだな」と判別することができるのは当たり前かもしれません。一方で、コンピュータが「道路」「建物」「畑」と判別を行うには「データ」として判読できる必要があります。

ベクトルタイルフォーマットでは、数値化された点、線、面の情報をテキストデータとして格納し、それを元に地図を表現しているため、コンピュータがデータとして判読することが可能に。
このベクトルタイル技術を活用し、Geolonia Mapsを開発したことで、現在の「表示させたい情報だけ表示する」などカスタマイズ性の高さを実現しています。

②位置情報開発支援
大手企業や官公庁のお客様から、地図情報を利用した自社サービスの開発や社内の業務用システムの開発などのご相談をいただき、どのような形で地図を活用するべきか、といった最上流のご提案から開発をサポートしております。
また、アジャイルでの開発や提案段階で簡単なプロトタイプを作ってお客様に見せることでスピード感と柔軟性を持った開発支援を実現しています。

〇例えば、下記のようなご要望に合わせて開発の支援。
・大手放送局のお客様ではTVで放送さえるニュースや自社ニュースサイト内でニュースの内容に合わせた形での地図情報をその都度、作成したい
・多くの営業担当を抱える大手企業が、3年間分、営業はどこをどう回ったか追跡するためのシステムを作りたい
・道路交通情報を管理する会社が、「カーブミラーが曲がっている」「ガードレールが壊れている」といった情報を地図上に記録して管理したい
・地方自治体が地図情報を所有者として自由に使えることで、フードデリバリーサービス、自転車レンタルサービス、ハザードマップの提供、道路交通情報の提供など自由なサービス提供が可能に。

企業情報

法人名
株式会社Geolonia
法人名ふりがな
かぶしきがいしゃじおろにあ
所在地
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
支店等
広島支社
広島県尾道市土堂2-10-24 ONOMICHI SHARE 2階 
資本金
22,012,000円
従業員数
12名
設立年月日
2019年9月1日
業種
情報サービス業 › ソフトウェア業

地図情報・位置情報を「データ」として活用できる未来

■紙からWebへ。ただ切り替えるだけではなく、Webだからこそできる地図情報の提供を。

私たちが日常でスマホアプリの地図を使っているときに、便利だなと感じるのは、住所を検索窓に入力すれば自動で場所が表示されることや、自分の現在地がわかることではないでしょうか。

Geoloniaでは、それだけではなく、紙の地図ではできなかった、Webだからこそできることにフォーカスしたサービス提供を構想しております。
たとえば、「この場所の工事期間はいつからいつまでだった」「この場所の階段の段数」「信号がある交差点かどうか」「現在の天気」など地図情報に大量の情報を紐づけることができ、必要な時にだけ表示させることができるのはWebならではの機能です。
地理空間を空間IDとして整備することで、上記のような様々な空間情報の検索や特定が可能になります。

当社の地図情報サービスが採用するベクトルタイルフォーマットは空間IDと相性がよく、空間IDは活用の仕方次第で様々な可能性を持つ技術です。

将来的には、地図情報に紐づけられた情報をAIで解析し、サービスやアプリケーションとしての利用につなげられるのではないかと考えております。
例えば、交通事故の多発地帯や犯罪が起きやすい場所、治安のよい場所、災害で被害を受けるインフラの経済的なダメージの予測などについては、おなじ空間IDに紐づく複数の事象を解析することで、意外な相関関係を持つ事業を発見することで、事前の対策につなげられます。

■3次元情報の活用も。ロボットやドローンが読む地図の作成へ。
「3次元の地図」と言われると、ゲームの世界のような立体的な地図を想像するかもしれません。
たしかに、人間が見る「3次元の地図」をつくるためには確かに3Dのビジュアルを作成する必要がありますが、「3次元の地図」はドローンやロボット、自動運転の自動車などが空間を移動したりといったユースケースが想定されます。
ドローンやロボットが地図を読むためには3Dのビジュアルではなく、「データ」があればよく、通常の地図に3次元の情報も紐づけるだけで、実は技術的にはそれほど難しいことではありません。
一方、空を飛ぶドローンが「今どこを飛んでいるか」場所や高度を正確に表現することは難しく、3次元の地図の活用が不可欠になります。
ドローンやロボットの活用が進む中で3次元地図のニーズも増していくのではないかと考えております。

現在は、高層ビルの建築現場でも3次元地図は活用されています。
高層ビルの建築現場では、週替わり・日替わり単位でパイプや柱、壁など様々な資材の搬入があり、重機や働く人など複雑に行き交っています。
高層ビルは階数も多いため、3次元の空間IDを活用し、いつその空間で何を予定しているか、空間を予約することで一元管理が可能になり、トラブルを最小限にし、効率的に作業を行うことをサポートするシステムとして提供しています。

「オープンソース」「研究・実験」「提案力」を強みとした事業展開

■「オープンソース」
オープンソースと聞くと、無料で使えるものを使っている、というような印象を抱くかもしれません。
オープンソースのツールを組み合わせて最適にサービスとして利用していくためには技術力が必要です。
代表の宮内は、WordPressのプロジェクトで海外の優秀なエンジニアと一緒にみんなが使いやすいツールを使いやすいままさらに発展させていくプロセスにおいて提案や議論を重ねてきました。

Geoloniaもオープンソースを活用することでここまで事業を成長させ、自社のコードもオープンソース化することで、コミュニティとして優秀なエンジニアが集まり、多くのエンジニアの目に触れ、活用されることによってさらに技術が磨かれていくと考えています。

■「研究・実験」
Geoloniaでの開発はすべて「研究」「実験」の積み重ねです。
顧客のニーズや要望に合わせて、「こういうことならできるのではないか」と考え、提案し、試行錯誤をしながら開発を進めていきます。
開発の途中で苦しむこともありますが、最終的なアウトプットで顧客からも高く評価され、Geoloniaさん以外ではできなかったという言葉をかけていただくことも。

常に新しいアイディアや挑戦をしていくことで、技術や事業の可能性を広げています。

■「提案力」
代表の宮内がもともと営業としてのキャリアがあるエンジニアということもあり、当社には営業担当はおらず、エンジニアも顧客との打ち合わせに積極的に参加しています。

Geoloniaに声がかかる案件は、まだ要件定義や仕様の策定ができてない段階がほとんどです。
エンジニアの立場で、顧客の抱えている課題や、ユーザーのニーズをイメージすることで、自由な発想で提案ができ、提案書ではなく、プロトタイプとしてつくって見せることで、顧客の信頼を獲得。
顧客がもともとイメージしていたものよりも、「その課題ならこういうものを作った方がよいのでは?」と提案し、採用されることも多く、エンジニアの提案力が当社の強みとなっています。